【マイホームはステータスにならない】
「20代の新婚夫婦が結婚後すぐに新築の家を35年ローンで購入」
それは高度成長期の現在の親の世代の話、もしくは若い年代の祖父母の話
今の時代、35年ローンで家を購入するのはあまりお勧め出来ません。
ましてや、結婚後すぐに家の購入に加えて車の購入、子どもも出来たとなるとさすがに笑えません。
収入が不安定で転職も考えられる20代前半において、住宅ローンと車のローンを契約した時点で65歳定年まで一生「ローン返済の為」に働き続けなければならない事を約束する訳です。
子どもが出来て、妻は働かずに全ての費用を夫が稼ぐとなるととてつもないプレッシャーになります。
欲しい物を前倒しで手に入れて、手にした瞬間は「感動」する事でしょう。
でも、それから数十年間は見返りとして「ローンの返済」が待ち構えています。
マイホームを持つ事がステータスと考える方も多いと思いますが、若い内にマイホームを持つ事は決してステータスになるとは思えません。
なぜなら、返済に追われて資産を増やす事が出来ないからです。以前にも説明した通り、ローンを完済するまでは自分の所有物ではありませんし、自分が住む家は資産では無く負債(固定資産税などを生み出す)です。
人生に3回訪れる貯金の貯め時期も見逃して、資産を増やす事が出来なければ資産運用も出来ず、一生ローン返済(ラットレース)から抜け出す事は不可能です。
関連記事 【人生にお金の貯め時期は3回ある】
世間体や憧れ、見栄などが原因で家計が火の車にならない様に安易な行動はくれぐれも注意してください。
仮に、すでに20代前半で結婚後すぐに家・車の購入+出産をしている場合は、妻がどれだけ収入を稼ぐかがラットレースから抜け出せるポイントになるでしょう。
自宅でできる在宅ワークが1番お勧めで、家事や子どもの面倒を見ながらも出来ますし、在宅ワークでも「働いている事」になるので保育園にも子どもを預ける事が出来ます。
それで得た収入を全て貯金や、月1万円から風力発電などのエコファンドに融資出来る「クラウドバンク」の様なローリスクな資産運用に回せばローンの繰り上げ返済などにも活用出来るかと思います。
スポンサーリンク
【30・35年ローンは避けたい】
夢のマイホームとはよく言ったもので、5年~10年の短期間のローンならまだしも25年~35年はさすがに長いです。
返済期間が長くなればなるほど返済に対しての利息額が増えていきます。
金利が低いか高いかは一目で分かりますが、返済期間と金利に対して総額の利息額まで計算してから判断した方が良いでしょう。
1980年代当時の住宅ローンの金利は約7%、仮に2000万円の家を30年ローンで購入した場合
単純な計算ではありますが2000万円の7%=140万円×30年=4200万円程度の利息がかかると言う事です。
住宅ローンを契約した時点で30年で「6200万円の支払い」をする事になります。
参考 図解住宅ローン 「住宅ローン変動金利推移 金利3%は高いのか?」
「利息だけでもう一軒購入出来た」と言う笑い話は今の親の世代だから出来た事です。
それでも、大丈夫だったから購入出来たんです。
毎年給料がベースアップしてボーナスも上がり、退職金を返済にあてる事も期待出来て、年金の心配もいらなかった高度成長期の親世代の頃とは違います。
今のご時世そう上手くいくでしょうか?
毎年給料がベースアップするでしょうか?ボーナスカット、退職金は出るのか怪しい
年金に期待は出来ない、いつ会社が倒産してクビになるか分からないです。
確かに現在は0金利政策で住宅ローンの金利も約1~3%に下がり、家を購入しやすい時代にはなりました。
でも、「30年・35年ローン」「ボーナス払い」だけは避けた方が良いでしょう。
「ボーナス払い」は、設定しても10万円程度で納めるべきです。
金利が1~3%でも30年もあれば利息だけで狭い中古マンションの1室くらい購入出来る金額になります。
そして、一戸建て住宅の寿命の目安は「25年~30年」なので、ローンが完済した時にはリフォームをしなければならない状態になっていると言う事です。
キッチン、トイレ、屋根、外壁、柵にベランダと気になる箇所は1つや2つでは収まりません。
お金はいくらあっても足りませんね。
共働きが当たり前の現在、理想な形態としましては「2~3世帯住宅」だと思います。
住宅費の軽減、子どもの世話、様々なメリットがある様です。
また、年齢が若く収入が少ない時には「市営住宅」を利用したり、300~400万円程の中古マンションを10年ローン位で支払いを済ませる様に購入すると言うのもおすすめ出来ます。
これは、例えば現在家賃8万円であった場合、年間96万円ですよね。10年間住んだら960万円と言う事になります。であれば、比較的手ごろな中古マンションを10年ほどで手に入れて、その後引越しの際は売っても良いし、人に貸し出しても良いかと思います。
親と仲良しで近くに住んでいる方なら、実家をリフォームしての同居も悪くない考えだと思いますよ。
参考 くらしノベーション研究所 「二世帯住宅」40年とこれから
様々な理由で、これから住宅を購入すると言う方に、こちらの本を参考書としておすすめします。。
何事も計画的にやっていきましょう。
今回はこの辺で、ではでは。
今後とも応援宜しくお願いいたします。
他の記事も是非ご覧下さい↓↓↓
おすすめ記事
- ↑↑ブログランキングに参加しています。
- 記事読んだで応援ポチ宜しくお願い致します^^)
スポンサーリンク